技能士 File no. 006

【だいかすと】ダイカスト

様々な分野の部品・製品を
鋳造する。

ダイカストとは、溶融金属を金型に圧入して、高い精度の鋳物を短時間で大量に生産する鋳造法のひとつ。自動車関連部品や産業機械、OA機器などの部品を生産する。高強度で表面の美しい部品を造ることができる。

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数10グラムの物から、数10キログラムの物まで、様々な大きさの物を鋳造するんだ。

マシンの細かな調整で、製品の質が
決まります。

 高校卒業後の進路を考えている時に、アルミの鋳物(溶けた金属を型の空洞に流し込んで造る)で車のホイールが造られていることを知りました。私は昔から車が好きだったので、車に関係のあることに携われるかもしれないという思いから、この仕事に就きました。
 私が担当しているのは、ダイカストマシンというとても大きな機械で製品を造る仕事です。製品の良し悪しは、金型の温度や離型剤を吹き付ける場所・量の具合によって決まります。例えば、金型の温度が低すぎると金属が早く固まりすぎてしまってきれいな製品ができません。反対に高すぎると焦げ付いてしまって型からうまくはずれなくなってしまいます。それを防ぐために、微妙な具合を見計らってマシンの設定を調整するのですが、そのバランスは経験を積んで身に付けていくしかないですね。それだけに、美しい製品ができたときにはとてもうれしいです。

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西林さん(24歳)
車いじりや、バイクでのツーリングが趣味で、冬にはスノーボードを楽しむというアウトドア派。船で島に渡って釣りをすることも多い。

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技能検定合格までの道のりを教えてください。

たくさんの人の力を借りて勉強しました。
 実技試験については、普段の業務でやっていることをそのまま生かせば大丈夫だったのですが、学科については上司が勉強会を開いてくれたり、宿題を出してくれたりと、いろいろな人のおかげで合格することができました。それまでは、先輩に言われた通りに作業をしていただけだったのですが、受検後には、どうしてそのような作業をするのかという理由が理論的にわかるようになりました。今後は1級取得を目指してがんばります。

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この職業を目指す人にメッセージをお願いします。

仕事に対する姿勢が大切です。
 立ちっぱなしのうえ、火の気があるので夏は暑く、体力のいる仕事です。また、製品の余分な箇所を取り除くために、木槌でたたく作業も多いので、最初のうちは手にマメができます。そういった大変な面もあるので、体力や根気強さ、仕事に対する前向きな気持ちが必要です。

ダイカストの技能士になるには

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  • 部品メーカー
  • 工作機械メーカー など