技能士 File no. 004

【ちゅうぞう】鋳造

金属を溶かして、
様々な部品に成型。

鋳造とは、板チョコをつくるように、型に高温で溶かした金属を流し込み、様々な製品をつくる仕事。型を鋳型(いがた)、製品を鋳物(いもの)という。鋳型は砂型と金型などの種類があり、製品のサイズや生産量によって使い分ける。

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ロボットアームや印刷機など、産業機械の様々な部品を生成。豊富な経験に裏打ちされた感覚が
大事な仕事なんだ。

創意工夫を続ければ
必ず良い製品が出来あがる。
だから鋳造はおもしろい。

 地元の国立大学の理学部化学科に在籍していたことから、製造業の世界に飛び込みました。私が勤めている会社では、自動車や産業機械など、様々な種類の部品を鋳造でつくっています。その中で私が担当しているのは鋳造方案です。鋳造方案とは、鋳型の設計から作業工程、品質チェックまで、鋳造の一連の工程を管理する仕事。鋳造に関する知識はもちろんですが、その現場について熟知しているかどうかが、製品の仕上がりに影響します。
 最初は、現場の作業員やその方たちの仕事について把握できず苦労しましたが、コミュニケーションを取り現場の要望などを聞くうちに、鋳造方案の勝手がわかってきました。いいものをつくるために作業しやすい環境を作っていくのも私の仕事です。鋳造はキツい仕事という印象があるかもしれませんが、方法次第でとてもやりがいの感じられる職場づくりができると思っています。

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上杉さん(30歳)
家で料理をしたり、同僚と釣りに出かけたりするのが趣味。企業から依頼された新製品の設計や、現場の環境改善に意欲を見せる。

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この仕事のやりがいを教えてください。

失敗の後には飛躍がついてきます。
 あらゆる部品を生成する鋳造では、製品や鋳型は千差万別。種類の多さに加え、材料の金属の温度変化などで不良品になってしまう場合もあり、最初の設計がとても重要です。不良品から原因を探り、いかに次の失敗を軽減できるかが設計者である私の役目です。設計がうまくいき不良品を減らすことができると、やりがいを感じますね。

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これからこの職種を目指す人へアドバイスを。

前向きな気持ちがあれば成長できます。
 就職は楽しみである反面、不安もついてまわります。学生の頃から自分の興味あることに積極的に取り組んでいくことで、不安な気持ちはなくなってくるはずです。私は学生時代にCADに触れていたおかげで、今の設計の仕事にも生かせています。自分の興味や関心のあることが仕事に役立つことはあるので、何にでも前向きに取り組んでほしいですね。

鋳造の技能士になるには

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  • 鋳造所
  • 部品メーカー など