技能士 File no. 055

【ねつぜつえんせこう】熱絶縁施工

保温・保冷材を使って、建築設備やプラント設備の熱の損失を防ぐ。

オフィスビルやマンションの冷暖房換気設備や給排水衛生設備、工場やプラント設備の高温の蒸気装置などの熱の損失を防ぐ仕事。様々な保温保冷材を加工して機器・配管・ダクト等に施工していく。

メイン

保温・保冷によって熱の損失を防ぐ、省エネルギー対策としても重要な意味を持つ仕事なんだ。

目立たないけれど、省エネルギーや温暖化対策にも重要な役割をもつ仕事だと思っています。

 熱絶縁施工は「保温工」「断熱工」とも呼ばれています。鳶工や配管工などに比べたら、ピンとくる人は少ないと思いますが、その技術はあらゆる建造物に活かされています。身近なところでいうと、屋外給湯器で沸いた湯が配管内を通り抜け、可能な限り熱いまま蛇口から出るのは、配管に保温材が巻かれているからなんです。目立たないけれど、省エネルギー対策や温暖化対策にも関わる、今後ますます重要な役割を果たす仕事だと思います。
 手がけるのは主に、オフィスビルや病院、マンションなどの建築設備の保温・保冷、工場などのプラント設備の保温・保冷。夏は暑く、冬は寒いし、工場などでの屋内作業は機械熱で暑い場合もあります。暑さ対策を中心に体調管理が必要なハードな現場ですが、保温・断熱材は空気を多く含む素材で基本的に軽いので、肉体労働というほどでもありません。ですから、女性も働ける現場だと思います。県内にはまだいませんが、県外では女性の職人さんも活躍しているんですよ。

インタビュー_大

上田さん
小学生と保育園、2人の女の子のお父さん。休日は、一緒にショッピングに出かけたり、習い事の練習や発表会に付き合ったりするなど、もっぱら家族と過ごすことが多い。

インタビュー_小

これからの目標を教えてください。

技術の継承と人材育成をしていきたいです。
 次々に新しい技術が生まれる分野ではありません。20〜30年前の物件でも、そこに使われている技術が現在とほぼ変わらないことがよくあります。だからこそ、今ある技術をベテランから受け継ぎ後輩へ引き継ぐことが大切だと思っています。業界全体の、また、会社の今のレベルを落とさないための人材育成にも力を入れていきたいですね。

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技能検定1級を取得して変化がありましたか?

自信が持てるようになり、仕事に対するモチベーションが上がりました。
 専門性があり、この仕事をしていないと取得できない国家資格なので、合格により自分のモチベーションが上がりました。試験に合格するために、業務時間外の練習や勉強にも一生懸命取り組んだことで自信を持てるようになり、業務の上でのスキルアップにもつながったと思います。

熱絶縁施工の技能士になるには

フロー

  • 熱絶縁工事業会社
中国四国保温保冷工業協会 岡山県支部
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