技能士 File no. 052

【かわらぶき】かわらぶき

現場に応じて臨機応変に
瓦を葺くプロフェッショナル。

人を雨や風から守ってくれる家の中で、最も重要な役割を持つ瓦。新築物件や、年月が経ち古くなった瓦・壊れた瓦を新しく葺き替えるのが、瓦葺き職人の仕事だ。伝統的な和型や平板瓦など数ある瓦の素材を見極め、工事を行う。一般住宅はもちろん、美術館や商業施設、寺院など、幅広いジャンルの建築物で作業を行っている。

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瓦の種類によって屋根に並べる向きが違うんだ。

自分が手掛けた屋根が
完成した時にやりがいを感じます。

 物心がついた時から“職人”と呼ばれている人たちに憧れがあり、将来、自分もそうなりたいと思っていました。最初は大工に魅力を感じていましたが、就職活動中に「瓦葺き」という職業に出会い、興味を惹かれて今に至ります。一番楽しい作業は瓦を葺く作業。マーキングした墨を真上から見てまっすぐになっているかを確認して釘を打つのですが、ビシっと決まったときは気持ちが良いですね。主に県内外の一般住宅や寺院などの建物を修繕しています。一番思い出に残っているのは、昨年行った倉敷民芸館の瓦の修繕。美観地区内にあるため建物の近くに車が置けず、8000枚程の瓦を手作業で運んだ時が大変でした。ただ、完成した姿を見た時には、大きな達成感がこみ上げてきました。

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西村さん(20歳)
趣味は釣り。海釣りや夜釣りが好きで、特に児島のあたりがテリトリーなんだとか。休日には愛車を丁寧に洗車したり、家事を手伝ったりして過ごすことが多いそう。

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将来の夢や目標を教えてください。

親方のような“職人”になることです。
 現在、仕事を始めて2年程なので、まだまだ道のりは遠いのですが、親方のような一人前の瓦葺き職人を目指しています。一人前になるには相当の年月がかかるでしょうが、今までよりも親方の話をしっかり聞いて知識を増やし、技術を向上させていきたいと思っています。覚えることも多いので大変ですが、頑張ります。

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この仕事を目指す人へのアドバイスを一言

忍耐強い人が向いていると思います。
 朝から晩まで、外で作業をすることがあります。夏は炎天下、冬は寒い中で重い瓦を運び、施工を行うので、体調管理がしっかりできなければなりません。そういった意味では、どんな状況にも耐えられる忍耐強い人が向いていると思います。体力面だけでなく、瓦や作業の仕方、扱う道具についての知識も必要になってきますが、それは毎日仕事をしていれば、自然と身につく部分もあるので大丈夫です。

かわらぶきの技能士になるには

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  • 瓦工事会社
岡山県瓦工事事業協同組合
倉敷市中島2360-20 ㈱山陽瓦内
TEL.086-441-0485