技能士 File no. 038

【いんさつ】印刷

印刷は人々の生活に
一番身近な製造業。

巨大な印刷機を用い、紙に色やデザインを写しこんでいく仕事。機械操作だけでなく、依頼主や営業担当者からの色指定に従って色合わせを調整したり、折り機を使って紙をきれいに折っていったり、細心の注意をはらって進めていく。

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印刷とひと言にいってもオフセット輪転印刷、オンデマンド印刷など様々な印刷方式が存在するんだ。

印刷の複雑さ、
奥深さに驚きました。

 生活に身近な印刷は製造業の中でも特に奥が深そうだと感じてこの業界に入りました。入社してまず驚いたのは印刷機の大きさです。コピー機の延長のようなものを想像していたのですが、実物を見た時はどのように操作するのか見当もつきませんでした。
 工場で扱っている機械には高速で大部数を印刷できるオフセット輪転機ともう1機種があるのですが、私は入社当時からオフセット輪転機の担当です。水とインキの量を調整しながら、ハンコの原理で紙にデザインを転写します。その一連の作業を担当しています。

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藤井さん(29歳)
印刷業界での経験は9年目。将来は技能検定1級の取得を目指す。現在は工場内で後進の指導も担当。休日は買い物に行ったり、休みが合えば家族で遊びに行く。

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技能検定合格までの道のりを教えてください。

試験用の印刷機に慣れるのに苦労しました。
 オフセット印刷技能士2級の資格を取得しています。私はオフセット輪転機を担当しているのですが、実際の試験で使用するのは違う機種だったので苦労しました。試験の日まで1週間ほど、空いた時間や業務後にその機種のある工場まで通って触らせてもらいましたね。取得した結果、印刷に対する理解が深まったのでよかったと思っています。

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仕事で大変だったことはありますか。

色と折りをイメージ通りに出すことです。
 大変なのは、指定された色を調整していく作業と、折り機を使って紙をきれいに折る作業です。まず色の場合、色調管理を機械ごとに設定管理していますが、いかにお客様の求める色に近づけるか工夫が必要です。
 また折り機の場合は、紙によって厚みや紙質が違うので、かなりの調整が必要です。しかもその日の気温や湿度にも影響されるので、同じように作業をしても違う折りになってしまうことがよくあります。でも、実際にきれいな折りが出て「よかったよ」と上司から言われるとうれしいですし、紙がねらい通りに折れた時は達成感がありますよ。

印刷の技能士になるには

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  • 印刷会社 など